押し出し技術は、それを採用して力学的強度の高いインゴットを製造するので熱電産業における第一技術となっている。その主な欠点は製造コストが高いことにある。

しかし、有限会社ルステックに開発された独自の合成技術は、合成工程に石英とガラス作業をしないし、押し出し工程後に残余物を加工できるので、多額のコスト低下につながる。又、この技術を使用して合成工程に不純物を効率的に排除するので、押し出し技術につき大切となっている。(従来の押し出し技術には帯域融解またはブリッジマン方式と違って、原料に含まれる不純物は全て最終的なインゴットに移される)。

その他、ルステックの合成技術を使用して合成時に合金率を調整できるので、低品質の原料を取り扱える。

ルステックの押し出し技術によりBi2Te3-Sb2Te3及びBi2Te3-Bi2Se3のインゴット(直径20mm～30mm)を製造する。